結愛へ 目黒区虐待死事件 母の獄中手記(感想)
「結愛へ 目黒区虐待死事件 母の獄中手記」を読みました。
DVに心がすり減っていく様子や、支配されていく様子が読んでいて辛い本でした。
DVをDVだと教えてくれる人が近くにいたならば。
無理やりにでも外へ連れ出してくれる人に出会っていたならば。
なぜ結愛ちゃんは死ななければならなかったのか。
社会は助けることができなかったのか。
人はどんなやり方で人を支配していくのか。
権力と支配について、社会全体がもっとよく知らないと自衛できないし、他の誰かを助けることもできない。
この先、優里さんが少しでも幸せでありますように、と願わずにはいられない本でした。