韓国の若者(読書感想)
韓国の若者という本を読みました。
いやぁ、しんどいですね。
内容的には就職難、今回の人生はもうオワッタ。という苦しい韓国の若者の現実を解説している、みたいな内容です。
第2章の「非恋愛、非SEX、非婚、非出産を掲げる若者たち」の中の「自らを「被差別者」と感じている20代男性たち」という箇所と第3章の「新興宗教に集まる韓国の若者たち」が面白かったです。
日本も賃金は上がらないし、非正規雇用は増加しているし、税金は上がる一方。
そして子育ての支援政策が充実しているわけでも、拡充されてきているわけでもない、この先に不安しかない社会であることは一緒だと思います。
どうすれば我々は幸せな人生を送ることができるんでしょうね。そして、次の世代にどんな社会をパスしたいのか。そのためには何をすればいいのか、どうするべきなのか。答えの出ないことばかりです。
中身としては若者をとりまくイシューを幅広く扱った本です。ただ幅広い分、少し薄い印象もあります。
私はフェミニズムにすごく興味があるので、若い男性に広がる女性嫌悪についてもっと知りたいですね。なぜ女性嫌悪するのか。女性嫌悪する人と闘うためにはどうすればよいのか。
韓国の若者を取り巻く状況を知りたい方にはピッタリな本だと思います。
最近読んだ本の紹介でした^^